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Eikai 2020

WordPress の集合知デザインである twenty-twenty をベースに
日本語の表示に特化した調整をしました。

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Webサイトの見た目は ユーザが決める時代に

ギミックや派手な効果にこだわるよりも、ユーザビリティとアクセシビリティを重視したデザインを提案します。

Webサイトのデザインにおける変化

Webサイトを初めてオープンさせる時は、誰もがこだわりのデザインと、色々なギミックを詰め込みたくなるものです。わたしも最初に作ったWebサイトには、知ってる全てのギミックを組み込みました。

それから四半世紀。HTML は HTML5 と CSS3 の時代になり、構造と見た目の分離が進んでいます。また、ユーザ環境でも時計端末から大型テレビまで様々な環境が入り交じるようになりましたし、通信環境も、以前からの有線回線に加えて、比較的不安定な無線回線も幅広く用いられるようになりました。

Webサイトのデザインにおいて、ギミックや派手な効果は依然として魅力的ですが、ユーザビリティとアクセシビリティに重点を置くことも重要です。ユーザがサイトをスムーズにナビゲートし、目的の情報や機能に簡単にアクセスできるようにする必要があります。

HTML5とCSS3の利点

HTML5とCSS3の進歩により、構造とデザインが完全に分離されました。これにより、コードのメンテナンス性が向上し、異なるデバイスやブラウザに対して柔軟に対応することができます。レスポンシブデザインの採用も重要であり、さまざまな画面サイズに対応することでユーザビリティを向上させます。

また、アクセシビリティも重要な要素です。特に視覚や身体に制約を持つユーザにとって、適切なマークアップやアクセシブルなデザインは利用のしやすさを保証します。意味のあるタグや属性の選定、適切な見出しの使用など、アクセシビリティのガイドラインに従うことが必要です。

ユーザのニーズと目的に合わせたデザイン

最も重要なのは、ユーザのニーズと目的を理解し、それに合わせたデザインを提供することです。デザインは一種のコミュニケーションツールであり、情報の伝達やブランドのイメージ構築に大きな影響を与えます。洗練されたデザインと必要な機能のバランスを取りながら、ユーザが求める利便性とエンゲージメントを追求することが重要です。

新しいWebサイトをオープンさせる際にはなかなか気が回らないのですが、過度なギミックに固執せず、ユーザビリティとアクセシビリティを考慮したデザインをオススメしたいと思っています。

ユーザスタイルのカスタマイズ

HTML5とCSS3の進歩により、ユーザスタイルのカスタマイズがさらに簡単になりました。ユーザスタイルは、ユーザが好みの色合いやフォントでWebページを表示するための仕組みです。ユーザは自分の好みに合わせてデザインをカスタマイズできるため、より快適な閲覧体験を得ることができます。

また、最近ではダークモードの人気が上昇しています。ダークモードは、明るい背景色に比べて疲れにくく、目の疲れを軽減するためのモードです。多くのユーザがダークモードを好んで使用しており、Webサイトのデザインにも対応することが求められています。ダークモードに対応することで、ユーザは自分の好みに合わせてWebページを閲覧できるだけでなく、目の負担を軽減することもできます。

さらに、リーダーモードも人気があります。リーダーモードは、コンテンツをより読みやすくするためのモードで、文字の大きさや行間などの要素を調整します。特に視覚に困難さのあるユーザにとっては重要な機能であり、アクセシビリティに配慮したデザインを提供する必要があります。

Webサイトのデザインはユーザが決める

これらの新しいトレンドでは、こだわりのデザインはほとんど無視されます。多くの閲覧者は、制作者のこだわりよりも、自分に心地よい閲覧がしたいのです。ユーザビリティとアクセシビリティを重視して、様々な需要をもっている方それぞれに向けて、最適なコンテンツを届ける事が大事です。

さらに、モバイル回線の発達により、どこでWebサイトを閲覧されるか分からない時代になりました。無線通信は年々高速化されていますが、それでも応答や速度は有線通信に比べて不安定で、ビルの谷間や地下鉄での移動など、一時的に通信が途切れたりする環境で閲覧されることもあります。そうしたケースでも素早く最初の画面が出てくることが重要です。一般的に、6割のユーザは2秒ロード画面が続くと次のコンテンツに言ってしまうと言われています。本サービスは、ユーザの操作に素早く反応して、見たいページを0.01秒でも早く表示するために最適化されています。

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WordPress 6.2

WordPress を 6.2 に更新しました。投稿エディタや見た目に少し変更があるかも知れません。

投稿やコメントなどができないなどの不具合があればご連絡ください。

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ハンバーガーメニューは古い?

Android の標準的アプリ「マップ(Google Maps)」のβ版で、左からのスライドインメニュー(兼ハンバーガーメニュー)が廃止されたようです。

それぞれの機能は、関連付けられたアイコンに集約され、2~3タップの場所に入りました。機能を羅列しただけのメニューは2020年代には「古めかしい」インターフェイスになるのかもしれません。


私は「メニュー」が全部悪いインターフェイスだとは思いません。ただ、全ての機能や内容を羅列しただけのメニューは淘汰されていくのだと思います。

もちろん、Google のアプリの設計が全てのアプリやサイトに最適だとは限りませんが、今年(2020年)の twitter, Instagram, Facebook のUIの変化を見ても、意外と設計思想の変化は早いものです。

こうしたデザイントレンドの波は5年ぐらいの周期で来ているような気がします。新しすぎてもユーザが迷子になってしまうし、UIデザインは本当に大変ですね。

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長いタイトルには 半角スペース

ページのタイトルは短いほどいいと言われますが、一方で、タイトルで何が書いてあるか分かるというのも、情報発信サイトとしては良い事だと思います。

どうしても長くなってしまう場合には、意味の切れ目に半角スペースを1つ入れることで、折り返すときもそこで改行してくれるようになります。また、改行の必要のない環境で見ている人にも、意味の切れ目に少し間が開くことは読みやすくさせます。

改行についてはもっと色々な制御の方法がありますし、逆に完全に制御することも難しいですが、これがシンプルかつ色々な環境に対応できる手法だと思います。


「読ませるためのブログ」では、わざと情報不足のタイトルを設定し、本文を読ませる手法もありますが、アフィリエイトサイトならともかく、本業のための情報発信サイトであれば、タイトルは内容を反映している方が、私は良いと思います。

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パソコンでは 見るだけ?

論より証拠、まずはこれを見て下さい。

デバイスごとの広告成果をみると、PCからは閲覧しても買わない

これは、とあるPC向けサイトの広告出稿についてのレポートです。歴史は古いサイトで主にパソコンから閲覧するように作られました。近年になってスマホ用にレイアウトを見直しているところです。

このサイトでは、比較的高額な商品のお買い得情報を提供しているため、スマホで見ることはあっても、最終的な購入行動はパソコンで行う人も多いのではないかと考えていました。

しかし、実測してみると、スマホの方が決済端末としても優秀なんですね。決済(コンバージョン)は 98% がスマホで、PCは皆無、という時代になっていました。

もう、スマホファーストどころか、パソコンからの閲覧は「スマホと同じ物が、同じように見える」事の方が大切になってきている気がします。今後は、Webサイトの簡易アプリ化も進むと思われますので、えっとワークでは、PWA という仕組みで、Webサイトを簡易アプリ化してホーム画面に設置できるように拡張を進めます。

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クラシックデザイン

2020年は、twitter・Facebook という2大SNSの「クラシックデザイン(パソコン向けリッチデザイン)」が廃止され、スマホに最適化されたシンプルなデザインに統一されました。

これらのSNSをスマホで使う人は、アプリからアクセスしているように思うので、WebにはPC用のデザインを残しても良さそうに思いますが、やはり「アプリ・Web」「スマホ・PC」との間で、見た目が大きく異なるのは、こんなリピータ率の高いサイトでも良くないという判断なのでしょう。

SNSという複雑なサイトでも、こうしたシンプルデザインを押し進めているのですから、マイナーなサイトは、表示させるメッセージを絞り込んだデザインが効果が高くなります。


もちろん、これらのサイトのデザインには何億円もかかっているので、シンプルでも色々な機能のアイコンが無駄なく配置されていますし、ユーザもほとんどがSNSに慣れているので、記号からでも機能が判断できます。

まして、マイナーなサイトでは、何のメリットがあるのか分からないメニューより、記事を画面一杯表示させましょう。


「一目で分かる写真」と「一言で伝わるタイトル」を心がけて記事を発信していきましょう。

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文字サイズ

このテーマ、環境によっては文字が大きすぎると感じるかもしれません。

この文字サイズは

敢えて大きくしています。


Webサイトは、色々な環境で閲覧されます。文字が大きく映る環境もあれば、小さく映る環境もあります。

2014年に調査したとき、文字が小さくて読むのが嫌になる人はいても、文字が大きくて読むのが嫌になる人は少ない、ということがわかりました。

文字が大きいせいでスクロール量が多くなる場合は、おおよそ、文章が長すぎます。テーマごとに分割するか、もう少しまとめていきましょう。


もうひとつ。これは、ひょっとしたらデジタルネイティブ世代には当てはまらないのかもしれませんが、手書きの手紙や作文では、自信がない時ほど文字が小さくなる傾向があります。

もちろん、小さな文字でスタイリッシュにまとめたページもありますが、小さな文字は、本当に読んでもらいたいのか、疑問に思う事があります。新聞紙面やお菓子のパッケージなど、なんでも、読んでほしい文章ほど大きく書いてあります。

情報発信の頻度を上げて行くには、簡潔に、力強く、こまめに発信していく方がオススメです。

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立ち止まらない 安定

高いコストをかけて作ったWebサイトは長く運営したいと思います。

私たちも、手がけたWebサイトには少しでも長く生きていて欲しいと思っていますし、少しでも多くの効果を期待しています。

この「少しでも長く」の捉え方がかみ合ってないと、お互い不幸になります。

お客様の中には「一度作ったサイトをそのまま永遠に提供し続けたい」とお考えの方も居ます。

そのお気持ちはわかるのですが、残念ながらインターネットの世界はそうなっていないのです。

インターネットを支える通信技術も、Webサーバーも、フレームワークも、閲覧者の端末も、ライフスタイルも、5年10年と経過すると驚くほど変わります。

全く想定していなかったデバイスが、登場から5年もしないうちに閲覧者の8割を占めるようになったりします。

えっとワークは、その流れに立ち向かわず、立ち止まらないことで長く生きる戦略をとっています。

えっとワークでは、常にその時代に多く支持されている技術を組み合わせることで、環境の変化に自然に追従し、変化し続けます。


これまでに、変化を拒んだサービスは沢山ありました。そのサービスを使ったことのある方もいらっしゃると思います。そうした「変化しない」サービスは、いずれ更新されなくなり、陳腐化し、ひっそりとサービスを終了していきます。

ほんの数年前まで動いていたのに、突然終了したサービスもあったと思います。ですが、実は「突然」終了したのではありません。変化を拒んだときから、終了が決まっていたのです。

新幹線の車両ですら、皆さんの記憶に残っているだけでもどれだけ変化したでしょうか。一見変化する必要を感じない変化かもしれませんが、ニーズやコストなどの問題、ライフスタイルの変化などでどうしても変化していきます。

新幹線が速くなると、食堂車が消えて、その分座席が増えました。

食堂車が消えると、新幹線で飲食すること自体が減り、車内販売もなくなっていきました。

この時代の流れに逆らおうとしても、食堂車を前提としたシステムはもう動きません。


食堂車全盛の時代には食堂車に乗り、食堂車が消えた今では Free Wi-Fi に乗る。そんなフレキシブルなシステムであれば、どんな時代でも、その時のテクノロジーを最大限使って、お客様にアプローチできます。

今までのコンテンツの蓄積を活かしたまま、シームレスに次の時代に繋いで、息の長い情報発信をサポートしていきます。


セキュリティーの面からも、基盤技術で問題が見つかればすぐに対処しています。この副作用として、ある瞬間に、システムが一時的に思ったように動かなくなることもあり得ます。これはある程度ご了承ください。常に変化していくシステムの宿命として、変化の途中で一時的な「組み合わせの不具合」はどうしても発生します。

この「システムの陳腐化と更新」への対策は3つしかありません。

  • 変化せずに死んでしまったら、もう一度作り直す
  • 変化を受け入れて生き続ける
  • お金で延命し続ける

もちろん、どれが正解という事はありません。

えっとワークは、私も、皆さんも変化を受け入れていくことで、結果として現実的なコストで長くサービスとコンテンツを活かし続ける事を目標としています。

現在採用しているフレームワークは「WordPress」です。2018年段階で、Webサイトフレームワークシェアの4割以上を占めていると言われています。

WordPressも変化の早いフレームワークです。そのため、変化を拒む人達からは良い評価を得られていません。数年に一度大きな変化が起こり、そのたびに「使い方がわからなくなった」という声が上がります。

私たちも、常に情報を追いかけ、時には開発者グループの中で予習をし続けなければ、大きな変化に追従するのが難しい事もあります。細かい変化は、気付かないうちに進んでいることもあります。

しかし、だからこそ、WordPressは多くのサイトで採用し続けられています。

この10年で、閲覧者の環境は、ブラウン管のディスプレイから、大画面の液晶モニターに、そして小さなスマホの画面にと、めまぐるしく変化してきました。

WordPressは(そしてえっとワークも)その変化を受け入れ、時には身を切る改革を行って、時代に追従しています。そのおかげで、10年前のコンテンツが、10年後のデバイスでも快適に閲覧できるのです。


インフラや基幹技術の見えない変化は、私たちが吸収して表に見えないようにメンテナンスします。

サービス開始時にはオンプレミスの社内サーバでしたが、時代の変化に合わせてクラウドサービスを使うようになりましたし、電電も太陽光発電を組み合わせています。

こういった見えない変化は私たちが吸収します。

一方で、見える部分の変化は、皆さんが吸収して、次の10年の情報発信に繋げていってください。私たちは全力でそのお手伝いを致します。

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Hタグは 見出し

Hタグは、「見出し」です。

うっかり「文字を大きくするため」に使ってしまっているサイトも見かけますが、ヘッダをうまく使うと、検索(SEO)に対しても非常に有利に働きます。

最近、条件を満たすと、Google 検索で、見出し(Hタグ)が検索結果に列ぶことがあります。

広島県の歴史を検索すると、Wikipediaの「広島県」のページの「歴史」の見出しがヒットする。

検索結果は常に改良が続いているので、今同じ結果が得られるかどうかはわかりませんが、「広島県 歴史」を検索すると、Wikipediaの「広島県」のページの「歴史」の見出しの箇所が抜粋され、「歴史 に移動」をクリックすると、その見出しの場所に直接飛ぶことができます。

一般論では、見出しを使いこなさないといけないほど詰め込みすぎたページでは、「広島県の歴史」という別のページを作った方が良いのですが、ともあれ、見出しをうまく使うことで、たくさん詰め込んだページでも、閲覧者を適切な場所に誘導できます。

Wikipedia 以外ではあまり見ない気がするので、見出しが検索結果に採用される条件はわりと厳しいのかもしれませんが、素直な構造にしておくと、将来的なデザインの変更にも強いし、検索エンジンからも高評価されます。

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